中山加奈子先生(内分泌・糖尿病グループ)の論文が掲載されました!
中山加奈子先生(内分泌・糖尿病グループ)の論文がClin Pediatr Endocrinolに掲載されました。
Nakayama K, Kaneko N, Hishimura N, Yamaguchi T, Morikawa S, Yokota I, Kamasaki H, Nagasaki K, Hasegawa Y, Nakamura A. Adiposity rebound and body mass index in Japanese patients with congenital hypothyroidism. Clin Pediatr Endocrinol. 2025 Apr;34(2):121-130.
doi: 10.1297/cpe.2024-0075. Epub 2025 Mar 23. PMID: 40201374; PMCID: PMC11972873.
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著者からのひとこと:
新生児マススクリーニング開始後、先天性甲状腺機能低下症の成人期体重への影響についてはこれまでも議論が分かれており、統一した見解は出ていません。本研究は指標の一つとしてAdiposity rebound(AR)に着目して行った後方視的観察研究です。ARは乳児期前半までに増加したBMIが減少に転じ、その後再び増加する現象のことを指し、早期に起こると後の肥満のリスクであることが知られています。甲状腺機能低下症の重症度によってARに違いがあるのかを、本学を含めた4施設(北海道大学小児科、札幌医科大学小児科、都立小児総合医療センター、新潟大学小児科)からデータを収集し、検討しました。
今回、多くの先生方からご指導を賜り、このように論文を掲載していただくことができました。共著者の先生方をはじめ、ご協力をいただいた皆様に深謝申し上げます。
中山先生、おめでとうございます!