2025/4/14 特別集談会(高木俊介先生)のご案内
第185回 特別集談会
2025年4月14日(月) 18:00-
フラテホール(北大医学部学友会館フラテ1階)およびZoom
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高木 俊介 先生
横浜市立大学附属病院 集中治療部 部長
『遠隔ICUと遠隔小児重症患者支援の今後の展望』
小児重症患者の入室実態をDPCデータで分析した結果、2022年度に成人重症病床に入室した小児患者(0〜14歳)は10,739例で、小児重症患者の約50%が成人ICUに入室していた。そのうち、2日以上の人工呼吸管理は3,028例で、27%は小児加算が算定されていない
病床への入室だった。この状況は北海道・東北・中国四国地域で顕著である。また、月1人以下の小児患者しか受け入れない医療機関が全体の約半数を占め、小児重症患者への対応に不慣れな状況で
管理されている。今後、医療の質向上には集約化や役割分担の強化
が必要で、遠隔医療の活用も期待される。