学生・研修医の方へ

　当小児科は周辺病院の充実により一次受診としての患者数は多くありませんが、二次、三次病院としての役割を担うべく、周辺病院からの入院受け入れを広く行っております。神経、循環器疾患に関しては専門医が常駐しており、血液、内分泌、免疫、腎臓疾患についても大学からの出張医が定期的に来ているため、常に連携を取りながら、様々な疾患について間近で学ぶことが可能です。
　また、当院は総合周産期母子医療センターの認定を受けており、調停出生体重児から先天異常を伴った新生児まで、幅広く周産期医療についても学ぶことが出来ます。
　専攻医1年目として小児科医のキャリアをスタートする施設としてはやや不向きかもしれませんが、小児科医としての初歩を経験済みの方々なら、自分の可能性を広げるにはうってつけの施設となることでしょう。

　帯広厚生病院は、広大な自然に囲まれ、美しい景色と開放感に満ちた十勝にあります。豚丼、スイーツ、インデアンカレーなど、美味しいものがたくさん楽しめる土地でもあります。病院はばんえい競馬場の目の前にあり、外に出ると動物の匂いを感じることもあります。
　専攻医は主に病棟管理を担当し、小児科病棟やNICU、重症患者がいる場合にはICUで診療を行います。非常に多彩な症例を経験できるため、学びの機会が豊富です。循環器、神経、新生児、集中治療など、急性期診療に強い上級医が集まっており、その理由を実感できます。
　当院には成人科も充実しており、小児科だけでは対応できない症例については相談させていただいています。
　上級医の先生方やコメディカルの方々は温かく見守ってくださり、指導を受けながら安心して診療にあたることができます。
　北大小児科の専攻医プログラムに参加された際には、帯広厚生病院での研修を検討してみてください。皆さんをお待ちしています！