小児科専攻医プログラム連携施設
函館中央病院
病院HP:https://chubyou.com/
メンバー
木田 毅 (昭和60年卒) |
副院長 総合周産期センター長 |
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佐々木 真樹 (平成2年卒) |
小児科診療部長 | |
中島 美佳 (平成5年卒) |
小児科科長 | |
佐々木 吉明 (平成6年卒) |
小児科科長 | |
石倉 亜矢子 (平成8年卒) |
小児科科長 子ども子育て支援室 室長 |
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廣瀬 三恵子 (平成9年卒) |
小児科嘱託医 | |
秋元 琢真 (平成15年卒) |
小児科医長 | |
高梨 久仁子 (平成16年卒) |
小児科医長 | |
水上 晋 (昭和59年卒) |
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山田 豊 (昭和47年卒) |
臨床顧問 | |
松薗 優 (平成31年卒) |
小児科医員 | |
東 悠太 (令和2年卒) |
小児科医員 | |
中島 理沙 (令和3年卒) |
小児科医員 | |
堀田 雄志 (令和4年卒) |
小児科医員 |
医長より
当院は90年前に誕生以来、道南の小児医療の中核として活動し続け、総合周産期母子医療センターにも指定され、NICUは昨年で創立50周年を迎えました。 また、新生児医療だけでなく、函館市の二次指定救急病院も担っており、小児の急性期病院としても機能し続けております。
歴史が長いこともあり、医療的ケア児を含めた20年以上の長期フォローの患者も多く、移行期医療の必要性が高まっており奮闘中です。
さて、少子化の波は道南にも押し寄せ、昨年の函館の出生数はついに1000人を切り、この20年で半減してしまいました。
NICU入院数はここ2年ほど減少し、急性期疾患の受診数も減っておりますが、幸い当科は慢性疾患で何とか患者数を維持しております。
慢性外来では北大小児科から専門外来の先生を派遣していただいており、特に腎臓、内分泌、免疫アレルギー、血液の外来はかなりの受診数があります。このとき、専攻医の先生方には興味ある分野の外来に陪席してもらい、研鑽をつめる機会としています。
道南では小児外科疾患は、札幌に搬送することも少なくないのですが、北大病院の小児外科の先生の外来を2021年から開設しております。当院で手術できるわけではないのですが、難治性の便秘など、そもそも外科処置が必要か否かを判断して頂いたり、札幌まで通っていた術後の定期フォローを函館での受診で済むようにして頂いたりしており、予想以上の受診数となりました。
発達障害、遺伝に関しては、当科の医師で担当しておりますが、発達障害外来の初診は3年待ちとなっており、その間の対応を種々試みております。
以前より虐待対応にも力をいれていましたが、2021年から、「こども子育て支援室」を院内に立ち上げました。「こどもと共に、子育てを共に、地域と共に」を理念とし、慢性疾患や障がいを抱えたこども、医療的ケア児、そのきょうだい、不登校児など何らかの問題を抱えているこどもを対象に、地域の関係機関と連携しながら支え、「地域と共に」成長することを目指します。虐待に関しても、包括的に子育て支援する中で予防を図ろうというものです。
こどもは少なくなったにもかかわらず、医療的ケア児、不登校児、発達特性のある児等の親の子育ての負担、苦悩はまだまだ軽減されているとも思えません。これでは子どもを生み育てようという希望は持ちにくいままでしょう。
当院小児科を維持、発展させ、せめて小児医療の分野だけでも、道南は安心していられる、頼れるところがある地域と市民に思ってもらえるよう、皆、日々励んでおります。
木田 毅
専攻医・後期研修医より
函館中央病院で専攻医1年目として勤務しております堀田雄志と申します。函館中央病院は新生児疾患をはじめ、道南地方の患者が集まるため、おもに病棟主治医として多くの症例を経験することができます。専攻医の数も多く、みんなで相談しながら一丸となって診療にあたることができています。こまった症例では新生児・遺伝・発達・循環器・消火器・神経・虐待の専門医に助けてもらったり、その他の分野でも定期的に専門外来が行われているので気軽の相談することができます。また、書籍の購入の補助が出るので調べ事にも困りません。病棟の雰囲気もよく、毎日楽しく仕事をすることができています。 立地としても繁華街のど真ん中にあり、おいしいお店が多すぎてとても1年では回りきれないぐらいです。あの有名なローカルハンバーガー屋さんもすぐ近くにあります。ぜひ函館中央病院で充実した研修をしてみてください。
専攻医1年目 堀田 雄志