北海道大学小児科の特色
北海道大学小児科の教育目標
「小児医療の水準向上、進歩発展を図り、小児の健康増進および福祉の充実に寄与することのできる優れた小児科専門医を育成する」
4つの特色
(1)一定の専門領域に偏ることなく幅広い研修ができます
北海道は広い
だから色々学べる、スキルを磨ける
北海道は日本全国土の1/4と広大な面積を誇ります。
この大地を北海道大学小児科は支えています。
各地区の中核基幹病院は、各診療科が協力して完結した医療を行なっています。
故に、これらの病院では専門領域に偏らない幅広い研修が可能です。
最重症の患者さんに関しては、大学病院を中心とした専門基幹病院と連携して、
最善最良の医療を提供するように努力しています。
このことが、小児のすべての領域を偏りなく診療するスキルに繋がっており、
北海道大学小児科の協力・関連施設の充実した研修に繋がっています。
(2)診療レベルの高い協力・関連病院を有しています
当科は、全道に協力・関連病院を有しています。
各病院には経験豊富な医師や後期研修医が配置され、各地域の医療を支えています。
分野を問わず、多様な疾患を初療から長期的なフォローまで経験できます。
重症例や悩ましい症例の治療は大学病院を中心とした専門基幹病院と連携して行うことも可能です。
当科は10個の専門領域研究グループを均等に維持し、診療・研究にあたっています。
子どもであれば全ての臓器を診察でき、何処でも活躍できる小児科医を育成することを、開設以来の基本指針としております。
(3)救急医療や新生児医療の研修も充実しています
北海道には救命救急センターを併設している病院は9施設(大学病院を除く)あります。
北海道大学小児科の協力・関連病院はそのうち4施設です。
救命救急センターのある協力・関連病院
また北海道のNICUには設備・人員の充実した総合周産期母子医療センターが6施設あります。
そのうち5施設が北海道大学小児科の協力・関連病院です。
総合周産期母子医療センターのある協力・関連病院
(4)研修終了後の行先は様々です
当科には10の専門グループがあり、切磋琢磨しながら診療・研究・教育に当たっています。
専攻医期間中に北海道大学病院での研修を行います。
大学での専門的な診療、研究に従事可能なばかりではなく、将来の専門領域(サブスペシャルティ)を決める参考にもなります。
研修終了後、多くの方が各専門グループに所属し、更に高度な診療・研修を進めていきます。
それ以外にも留学する方、臨床を深める方など進路は様々です。
詳しくは「多様な働き方ページ」でご紹介しています。